ベルリンフィル八重奏団（樫本大進、シュテファン・ドール、他）
２０１４年１月２８日（火）１９時開演、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
［曲目］
R.シュトラウス(ハーゼンエール編)：もう一人のティル・オイレンシュピーゲル、
モーツァルト：クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581、
シューベルト：八重奏曲 ヘ長調 D.803
［出演］
ベルリン・フィル八重奏団；樫本大進(第1ヴァイオリン)、ロマーノ・トマシーニ(第2ヴァイオリン)、
アミハイ・グロス(ヴィオラ)、クリストフ・イゲルブリンク(チェロ)、エスコ・ライネ(コントラバス)、
ヴェンツェル・フックス(クラリネット)、シュテファン・ドール(ホルン)、モル・ビロン(ファゴット)
［感想］
ベルリンフィルの若き主席奏者たちによる極上のアンサンブル。第一ヴァイオリンの樫本、クラリネットのフックス、ホルンのドールがとりわけ鮮烈な異彩を放っていた。
演奏されたのは、いずれもウィーンゆかりの作曲家の楽曲であり、質実剛健なプロイセンの都ベルリンというよりも、柔らかな音楽の都ウィーンの香りと遊び心にあふれた室内楽であった。
Ｒ．シュトラウスはv1、cb、cl、fg、hrの５人が立って演奏。モーツァルトは弦楽四重奏＋クラリネットが座って、シューベルトは８人全員が揃い、チェロのみ椅子に座っての演奏。
世界的名手たちの個人技と、息の合ったアンサンブルを堪能した。

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