新潟演劇鑑賞会第４１７回例会　ミュージカル「見上げてごらん夜の星を　ミュージカルこそわが人生」（イッツ・フォーリーズ公演）
2015年２月２６日（木）１８時３０分開演、新潟県民会館大ホール
【スタッフ】
原作：永 六輔、音楽：いずみたく、潤色：大谷美智浩、演出：北澤秀人、編曲：吉田さとる
【キャスト】
大塚庸介、井上一馬、大谷美智浩、水谷圭見、森隆二、吉田雄、采澤靖起、茂木沙月、堀内俊哉、中山圭、林洋介、工藤優
【ストーリー】
永六輔×いずみたくによる、あの昭和の名曲の原点がここに！
高度経済成長期の若者たちの青春群像を描いた和製ミュージカルの決定版、いずみたく没20年を記念してリバイバル上演！
オリジナル台本に「永六輔といずみたくが当時なぜミュージカルを作りたかったのか」というサブストーリーを書き加え、彼らの夢と希望を今を生きる全ての皆さんに伝えます。
昭和30年代後半、高度経済成長期の真っ只中の日本では多くの人材が求められ、中学校を出たばかりの若者は“金の卵労働者”と呼ばれていた。
そんな金の卵のひとり、坂本は自分の将来のために昼間は働き、夜は定時制高校に通っていた
。坂本は、昼間の高校で自分と同じ机を使う女生徒・ユミコと机を介し文通をしていた。顔も分からぬユミコは、坂本の仲間たちのアイドルであった。
ある日、坂本は自分の机の中に女性の財布を見つけるのだが…。
【感想】
開演前と終演後にロビーでいずみたく作品（ふれあい、世界は二人のために、太陽がくれた季節、など）の歌声広場を開いて雰囲気を盛り上げる。
フォーリーズの役者・歌手たちは抜群の歌唱力とハーモニー感覚で、ボニージャックスやタイムファイブを想わせる美しいコーラスを示した。
伴奏も生のピアノ、ドラムス、シンセサイザーで臨場感あふれる演奏となった。
「見上げて」以降のフォーリーズの名曲も次々と歌われ、懐かしい舞台（オレたちは天使じゃない、歌麿など）が思い出された。

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