新潟市ジュニア合唱団 第26回定期演奏会
2016年７月１７日（日）１４時開演、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
【曲目】
第1部　クラシック；　G.オルバーン作曲　　ミサ 第６番、
第2部　楽しいうた；　中山知子作詞　越部信義編曲　「ディズニーのおとぎの世界」　他、
第3部　合唱ミュージカル；　青井陽治作詞　小六禮次郎作曲　大塚康介演出・振付　「キリンと遠足にいった子どもたち」
【出演】　指揮／海野 美栄、ピアノ／斎藤愛子
【感想】
ジュニア合唱団の定演。他団体とのジョイントコンサートは多く聴いてきたが、単独での定演を聴くのは初めてかもしれない。
クラシック、ポピュラー、ミュージカルと、ステージ構成も多彩で、それぞれが素晴らしい演奏だった。
最初のミサは中高生による高水準の演奏。クレドを除く、キリエ、グロリア、サンクトゥス、ベネディクトゥス、アニュスデイの
ミサ典礼文に、現代的な響きとリズムの曲が付けられ、清純なハーモニーが、りゅーとぴあのホールを満たした。
“Ｕ”の発音などは、ドイツ語的に深い「オ」に近いもので統一され抜群に好感度が高い。
第二ステージは、小学生も加わり、大人数で歌って踊ってのディズニーなどのメドレー。
元気いっぱい、ステージいっぱいに少女、少年たちの若さを弾けさせていた。
最後は、転校生とキリンとを二人の主人公とするミュージカルで、主役の男子二人は兄弟だそうで、
高３の兄は団長としてこの合唱団をリードしてきたのの最終、引退の興行となる。
キリン役の彼は、ステキなテノールで、既に劇団指揮のミュージカルスターのようでさえある。
小学生の弟の方は、台詞はたどたどしい感じがあるが、ソロの歌は美しいボーイソプラノである。
同級生役の合唱団員たちもしっかりと二人を支え、地下鉄や野原などの場面を見事に表現していた。
アンコールに「地下鉄ゴーゴー」を二度元気に歌い、踊り、親戚郎党を含めた多くの聴衆を魅了した。

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