アイフェスタにいがた２０１７ 第６７回新潟県視覚障害者文化祭 記念演奏
アイフェスタにいがた２０１７ 第６７回新潟県視覚障害者文化祭 記念演奏
2017年１０月１日（日）１１時開演、新潟ユニゾンプラザ多目的ホール
【曲目】
クライスラー：美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び、
ブラームス：ハンガリー舞曲第５番、
リスト：愛の夢、
クライスラー：序奏とアレグロ、
服部隆之：真田丸 メインテーマ
【出演】
ヴァイオリン・佐藤博志、ピアノ・長谷川紀子
【感想】
新潟盲学校、東京芸大卒のヴァイオリニスト・佐藤博志と桐朋音大卒のピアニスト・長谷川紀子が、「愛の喜び」「愛の悲しみ」「愛の夢」など、アイフェスタの記念演奏のために「愛」の名曲の数々を披露。
佐藤は視覚障碍に加え、近年脳梗塞にもなり、記憶に障碍が残ったがヴァイオリン演奏に技術的支障は全くなく、クライスラーなどポピュラーな曲を、優雅に、そして時に激しく弾いた。
佐藤の自由自在な歌とテンポの揺れに長谷川のピアノはつつましやかに、しかししっかりと付いて、見事な二重奏であった。
ユニゾンプラザホールは３００人余の小ホールだが、室内楽には適した響きのよいホールで、佐藤のユーモアあるお話も挟みながら、楽しく、濃密な３０分余のミニコンサートであった。