ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 東響＋α
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 東響＋α
2019年７月３日（水）１９時開演、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
【曲目】
ヴァーグナー：楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と「愛の死」、
マーラー：交響曲第5番
【出演】
指揮：エリアフ・インバル、管弦楽：ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
【感想】
これまで何度も聴いたことがあるかと思っていたが、調べてみるとインバル指揮の生演奏を聴くのは初めてのようだ。ベルリンコンツェルトハウス管も初体験である。
この豪華な外来オケの演奏会が東響＋αで、無量で聴ける贅沢！芸文財団は、どこかから補助金を得たのだろうかと余計な心配までしてしまう。
後記ロマン派の名曲、大曲であるが、演奏は無骨というか、速めのテンポの中で、各音塊が、余計な感傷を排して動き回る。
音の立ち上がりは、巨匠的というか、スパッと切れ味よくとはいかず、うねるように始まるのだが、徐々に大きな波を描いていく。
ヴァーグナーとマーラーの連続性も強く意識される。インバルの荒ぶる魂が、音楽を推進し、熱い演奏となった。