りゅーと新潟フィルハーモニー管弦楽団第3回定期演奏会
2020年２月２４日（月）１４時開演、新潟市音楽文化会館ホール
【曲目】
ベートーヴェン：　「コリオラン」序曲　ハ短調 op.62、
ピアノ協奏曲第３番 ハ短調　Op.37、
（アンコール）ピアノソナタ第8番 ハ短調「悲愴」 Op.13　第２楽章（管弦楽付）、
交響曲第2番　ニ長調 Op.36、
（アンコール）新潟市民歌「砂浜で」
【出演】
指揮：榎本正一、ピアノ：高木明子
【感想】
りゅーと新潟フィルを初めて聴く。
合唱団にいがたが７月にモーツァルト「レクイエム」で共演するご縁もあって、合唱団関係者も多く来場していた。
友人の佐藤政雄がチェロで出演、オケデビューでもある。オケは４０名ほどの編成でチェロは６人。
まず「コリオラン」序曲の第一音で運命的なハ短調がホールに響き、一気に聴衆をベートーヴェンの世界に引きずり込んだ。
快調に序曲を終え、同じハ短調のピアノ協奏曲が続く。高木のピアノは毅然たる打音でメリハリのきいた堂々たるものだった。
大きな拍手とブラヴォーの声に応えて、アンコールに悲愴ソナタの甘美な緩徐楽章が、イージーリスニング的なオケ伴奏付きで奏された。
休憩後の交響曲第２番は明るくのびやかなニ長調。快活でちょっとユーモラスな感じが幸福感をふくらませる。
疲れが出たか、ややアンサンブルが乱れるところも出てきたが、なんとか持ち直してフィナーレに突入。
最後に新潟市民歌「砂浜で」を客席の聴衆の歌とともに演奏し、りゅーと（柳都）・新潟を代表する管弦楽団の意気を示した。

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