日本フィルハーモニー交響楽団第７３４回定期演奏会(指揮：アレクサンドル・ラザレフ、ピアノ：福間洸太朗)
日本フィルハーモニー交響楽団第７３４回定期演奏会
2021年１０月２３日（土）１４時開演、サントリーホール大ホール
プログラム
リムスキー=コルサコフ：《金鶏》組曲、
リムスキー=コルサコフ：ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 op.30、
（ソリスト・アンコール）グリンカ（バラキレフ編曲）:ひばり、
ショスタコーヴィチ：交響曲第10番 ホ短調 op.93
出演
指揮：アレクサンドル・ラザレフ、ピアノ：福間洸太朗、コンサートマスター田野倉雅秋
感想
コロナ対策で、まずラザレフが登場し、そのあとに団員。退場もラザレフが最後。その間、おちゃめな動作をしたりする。
演奏は猛烈に熱く、とくにショスタコーヴィッチは不安と憂鬱のなかに、皮肉が混じりつつ、絶望から未来への希望へと展開していった。
途中、胸がしめつけられるような圧迫感があり、サントリーホールの濃密な空気が影響していたかもしれない。
福間のピアノは鮮やかで、きらびやかであった。
終演後、ステージに残ったラザレフがｐ席の私たちの所へも回ってきて、客席総立ちのスタンディングオーベーションとなった。