女声合唱団「フェリーチェ」創立15周年記念 2つの女声合唱団によるコンサート
女声合唱団「フェリーチェ」創立15周年記念 2つの女声合唱団によるコンサート
2018年３月９日（金）１８時３０分開演、新潟市音楽文化会館ホール
【曲目】
オープニング（合同）；君歌えよ、
第一ステージ（フェリーチェ）；春のポップスステージ（春一番、赤いスイートピー、晴れたらいいね、卒業写真）、
第二ステージ（多摩リヴィエール）；A little jazz messe（ボブ・チルコット作曲）、
第三ステージ（フェリーチェ）；良寛相聞、
第四ステージ（合同）；唱歌の四季（三善晃作曲）、アンコール
【出演】
指揮・辻史朗、女声合唱団フェリーチェ（ピアノ・馬場博美）、多摩リヴィエール（ピアノ・辻悦子）
【感想】
フェリーチェの１５周年コンサートを聴いた。５年半前の２０１２年秋にりゅーとぴあで三団体合同の１０周年演奏会以来である。
フェリーチェが約２０人、多摩リヴィエールが約１５人で、それぞれ充実した演奏をしていた。
ポピュラーな曲が続いて、気軽に楽しむことができたし、歌う喜びも素直に伝わってきた。
チルコットのジャズミサは５年前にも合同演奏で歌っていたようだが、歌詞は伝統的な典礼文（キリエ、グローリア、サンクトゥス、ベネディクトゥス、アニュスデイ）であるが、
メロディーは筒美京平か松本隆が作曲したかと思われるほどの抒情性と親しみやすさがあって、第一ステージに続いて、思わず口ずさみたくなるような感じであった。
第三ステージの良寛の曲では、手毬などのオブジェで雰囲気を作っていたようだ。
休憩後の合同演奏では、ピアノ２台による豪華な伴走で春夏秋冬を歌い上げ、終曲の「夕やけ小やけ」では、独唱ソプラノが１オクターブ上のハイCと思われる高音を披露して客席をうならせた。
アンコールの最後にもう一度その美声が響きわたり、記念の演奏会を締めくくった。