ジョイントコンサート「合唱樹W」
ジョイントコンサート「合唱樹W」
2018年６月２３日（日）１４時開演、内野まちづくりセンターホール
【プログラム】
@レディースクワイヤJune；｢三声のミサ｣（A.カプレ作曲）より Kyrie eleison, Sanctus, Agnus Dei, O Salutaris.
A合唱団にいがた；混声合唱による｢日本抒情歌曲集｣（編曲/林光）より
浜辺の歌（作詞/林古径、作曲/成田為三）、箱根八里（作詞/鳥林枕、作曲/滝廉太郎）、待ちぼうけ（作詞/北原白秋、作曲/山田耕筰）、
野の羊（作詞/大木敦郎、作曲/服部正）、早春賦（作詞/吉丸一昌、作曲/中田章）。
Bアンサンブル･ロゼ；｢ミサ･ブレビス｣（作曲/N.テルファー）より Kyrie、｢アポリネールの詩による四つの無伴奏小品集｣（訳詞/堀口大學、作曲/高嶋みどり）より 小鳥が歌う。
CレディースクワイヤJune；山田耕筰によるやさしい合唱曲集｢赤とんぼ｣（編曲/遠枡満）より 赤とんぼ（作詩/三木露風）、
あわて床屋（作詩/北原白秋）、砂山（作詩/北原白秋）＝独唱・箕輪久夫、かやの木山の（作詩/北原白秋）、からたちの花（作詩/北原白秋）。
Dアンサンブル･ロゼ；｢光のとおりみち｣（作曲/三善晃）より めんどり団地のレグホンおばさん、麦藁帽子、音あそび、雪の窓辺で。
E合唱団にいがた；｢合唱幻想曲｣（作曲/L.V.ベートーヴェン）より。
アンコール（合同）；Ave verum corpus（作曲/W.A.モーツァルト）、「またね」（作詞作曲/佐藤さおり）。
【出演】
指揮･箕輪久夫、ピアノ・斎藤美香ACE、青柳佐和子D
【感想】
箕輪久夫先生が指導する合唱団によるジョイントコンサート「合唱樹」の４回目の演奏会。
私は合唱団にいがたを現在休団しているので、初めて客席で全曲を聴いた。
まずは新大教育学部で箕輪先生の教育を受けて多くが県内の学校で音楽教師をしているJune。少人数ながら実力派歌手ぞろいで、美しいハーモニーを聴かせてくれた。
曲はカプレのミサ。私はこの曲を大学４年のときに男声三部で歌っているので、とても懐かしかった。
後半には山田耕作の名曲を披露したが、プログラムに載っていない「砂山」が途中で挿入され、箕輪先生が見事なバリトンで独唱し、８２歳とは思えぬ若々しく、力強い歌声で聴衆を魅了した。
次いで、わが合唱団にいがた。大人数で林光編曲の日本抒情歌集を歌った。「浜辺の歌」「早春賦」の三拍子系の曲は、なかなかリズムに乗り切れず苦戦していた。
後半にはベートーヴェンの「合唱幻想曲」をドイツ語で力強く歌った。これらの曲は９月９日の創立２５周年コンサートで、新潟交響楽団との共演で演奏される予定である。
３番目はロゼで、楽しみながら歌っているのが伝わってくるステキな選曲と演奏であった。
ユーモラスな歌詞と感情たっぷりの表現に、客席から思わず笑い声と拍手が出たりもして、リラックスした雰囲気を醸し出していた。
まずまずお客さんも入り、アットホームな温かい演奏会となった。