三浦一馬キンテート2018 〜ガーシュウィン＆ピアソラ りゅーとぴあ室内楽シリーズ No.33
三浦一馬キンテート2018 〜ガーシュウィン＆ピアソラ りゅーとぴあ室内楽シリーズ No.33
2018年１１月３日（土、文化の日）１５時開演、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
【プログラム】 （※全編曲：三浦一馬）
ガーシュイン：ス･ワンダフル('S wonderful)、魅惑のリズム(Fascinating rhythm)、誰か私を見守って(Someone to watch over me)、
サマータイム(Summertime)、ラプソディ･イン･ブルー(Rhapsody in blue)、『ガール･クレイジー』序曲(Girl Crazy overture)、
ピアソラ：オブリヴィオン(忘却 Oblivion)、デカリシモ(Decarisimo)、アディオス･ノニーノ(Adios Nonino)、
ブエノスアイレスの冬(lnvierno porteno)、五重奏のためのコンチェルト(Concierto para quinteto)、リベルタンゴ(Libertango)、
（アンコール）92丁目通り、天使の死
【出演】 MIURA KAZUMA QUINTETO2018
バンドネオン：三浦一馬、ヴァイオリン：石田泰尚、コントラバス：黒木岩寿、エレキギター：岡本和也、
ピアノ：山田武彦、ドラム：石川 智
【感想】
バンドネオンの三浦一馬を中心とするキンテート（QUINTETO＝五重奏、英語ならクインテットか）によるガーシュイン＆ピアソラの演奏会。
今でも印章に残っているのが、2011年10月8日の「情熱＆魅惑の“トリオ” りゅーとぴあ１コインコンサート Vol.55」でのトリオリベルタによる演奏だ。
ヴァイオリンの石田泰尚とサクソフォン、ピアノによるトリオが鮮烈なピアソラなどを披露した。その時に買い求めたＣＤは今でも愛聴盤になっている。
あれから７年。再び石田を含む、今度はメンバーが３人から５人に増えたキンテートである。
今回は前半がガーシュイン、後半がピアソラと、プログラミングも明快だ。
エレキギターがあることでＰＡを使っているのだろうが、ほとんど生音のように聞こえる。ドラムもバランスを深慮して、きわめて抑制的だ。
後半はドラムに代わってベースが加わっての五重奏となり、最期に再びドラムも入って六重奏となった。
主要楽器のバンドネオン、ヴァイオリン、ピアノは奔放に歌い、リズムに乗って踊りまくる。様々な特殊奏法も駆使して、多彩な表現が繰り広げられた。
客層も、ふだんのクラシックコンサートとは明らかに違うようで、曲後の拍手やブラヴォーが盛大で、ノリがいい。
途中三浦のｍｃを挟みながら、楽しいひとときがあっという間に過ぎた。