新潟西高校合唱部・吹奏楽部第３２回定期演奏会

　長かった越後の冬も、その役割を終えて表舞台から降り、今度は春の出番のようです。
天空から「ピース、ピース」と平和を祈るようにシジューカラが鳴き、田では春耕が始まり、サッカーＪリーグも開幕し、冬眠していたランナーたちにも走春がやってきました。
　そして、毎年、この早春にご案内をしております、新潟西高校合唱部・吹奏楽部の定期演奏会も、今年第３２回目を迎え、下記の通り開催されます。
　今回、早稲田大学グリークラブＯＢＳ５７（私の同期＝昭和５７卒のＯＢによる合唱団）が、賛助出演します。
一昨年２０１１年の第３０回記念演奏会に出演予定でしたが、演奏会直前に起きた東日本大震災のために新潟に来ることができず、やむなく賛助出演を中止した経過があります。二年越しの約束を、今回果たせることとなりました。
男声合唱の世界の名曲、日本の名曲をご披露するとともに、西高合唱部の生徒と、二年前に一緒に歌う予定だったＯＢ、ＯＧも含め、合同演奏も行います。
私たちの歌声を、多くの皆様にお聴きいただきたいと願っております。後半には、吹奏楽部の素晴らしい演奏もあります。
　年度末のご多用な時期とは存じますが、チケット不要、無料のコンサートですので、ご気軽に、またご友人などとお誘いあわせの上、ご来場くださいますよう、ご案内申し上げます。
　どうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　記
　日時　２０１３年３月２０日（水、春分の日）午後３時開場、３時３０分開演
　会場　新潟市音楽文化会館ホール
　　　　　　新潟市中央区一番堀通町３－２（白山公演内）
　演奏曲目
　◇　第一部　合唱　１５時３０分～１６時３０分
　指揮・山本真美子、ピアノ・斎藤美香
　①西高合唱部；　「花の名」、「青いベンチ」、他
　②賛助出演・早稲田大学グリークラブＯＢＳ５７；　「フィンランディア」（シベリウス作曲）、「夜」（シューベルト作曲）、「遥かな友に」（磯部俶作詞作曲）、「ふるさと」（矢澤宰作詞、萩原英彦作曲）、他
　③合同演奏；　「見上げてごらん、夜の星を」、他
　◇　第二、三部　吹奏楽　１６時４５分～１８時
　指揮・大野純子、西高吹奏楽部；　「ハイランド讃歌」より「ダンドネル」、「ホール・ニュー・ワールド」、「ウルトラ大作戦」、他

◇賛助出演　早稲田大学グリークラブＯＢＳ５７　演奏曲目
　①早稲田大学校歌（相馬御風・作詞、東儀鉄笛・作曲、山田耕作・編曲）
　☆「都の西北」の愛称で知られる。作詞の相馬御風は新潟県糸魚川出身。
　②ガウデアムス・イジトゥール
　☆ドイツの伝統的な学生歌。「若い時には楽しくやろう、老いさらばえれば土に帰るだけ」と歌う。ラテン語。
　③フィンランディア讃歌（ヤン・シベリウス・作曲）
　☆フィンランドの第二の国歌とも言われる名曲。フィンランド語。
　④夜（フランツ・シューベルト・作曲）
　☆音楽の都ウィーンの生んだシューベルトは多くの男声合唱曲を作曲した。この曲では
「なんと美しい！天国のような安らぎ」と夜の静けさを称えている。ドイツ語。
　⑤Ｓｏｏｎ　ａｈ　ｗｉｌｌ　ｂｅ　ｄｏｎｅ
　☆米国の霊歌。過酷な現実に苦しむ黒人奴隷らが神の救いを求めて力強く歌った。英語。
　⑥ふるさと（矢澤宰・作詞、萩原英彦・作曲、福永陽一郎・編曲）
　☆新潟県栃尾出身で夭折した矢澤宰の詩集「光る砂漠」の詩に作曲された合唱組曲の終曲。
ピアノ伴奏は斎藤美香さん。
　⑦遙かな友に（磯部俶・作詞作曲）
　☆早稲田グリーが夏合宿中の１９５１年に、夜騒いで眠らない部員を寝かせるために常任指揮者でＯＢの磯部俶が作詞作曲したと言われる。その後、グリーＯＢのボニージャックスがレコーディングし、ＮＨＫみんなの歌で紹介され広く歌われるようになった。
　⑧見上げてごらん夜の星を（永六輔・作詞、いずみたく・作曲）
　☆西高合唱部との合同演奏。
　⑨新潟西高校校歌（宮澤章二・作詞、小山章三・作曲）
　☆会場の皆さんもご一緒にどうぞ。最近、西高事務室の金庫の奥から、三部合唱のオリジナル譜が発見された。

◇　早稲田大学グリークラブＯＢＳ５７　プロフィール
　早稲田大学グリークラブは、１９０７年に創部され、日本の学生音楽界を代表する男声合唱団の一つとして、百年余の歴史を刻んできた。
　ＯＢＳ５７は、西高合唱部副顧問・栗川治先生の同期生（昭和５７年卒、おもに首都圏在住）により結成された同グリークラブＯＢ合唱団の一つ。

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