図書室　『視覚障碍をもって生きる　できることはやる、できないことはたすけあう』（栗川治著、墨字）


　新潟の高校で教諭として働いている著者は、二十代後半で失明。
失明後、「やりたいことをどうやってやるか？」「障碍をどう捉えたらよいか？」をテーマに生活している。
視覚障碍者の父親と歩んだ生い立ちや、教育現場での試行錯誤、日常生活での奮闘など、体験談を綴っている。
一方、障碍者制度改革を取り上げ、障碍者基本法改正など、民主党政権成立後の動きと、今後の課題を考察している。
四六版、３９３ページ。２８５０円（税別）。明石書店（電話０３−５８１８−１１７１）。
（点字毎日２０１２年９月２日）


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